ねぇねぇ!会社の『持株会』がお得って聞いたよ!
新NISAでオルカン(全世界株式)買うより、自社株買いの方が「奨励金」も付くし最強じゃない?
あー、持株会の自社株ね。
僕もファミリーマートのSV時代、実際に3年間やってたよ。
えっ、じゃあやっぱりおすすめ?
うーん……
今から始めるなら、僕はやっぱり「新NISA」を優先するかな。
なんで? 奨励金が出るのにお得じゃないの?
じゃあ今日は、僕の実体験も含めて、自社株買いの本当のメリット・デメリットを整理してみるね。
- 持株会のメリット・デメリット
- 結局、自分は買った方がいいのか?
- 新NISA(オルカン)とどっちを優先すべきか?
基礎:持株会での「自社株買い」の仕組みとは?
まずは仕組みを整理しよう。
持株会は、給料から天引きで自社株を買う制度。最大の魅力は、会社が拠出金に乗せてくれる「奨励金」だね。

- 従業員が2万拠出: 毎月の給与から20,000円が天引きされる。
- 会社が10%上乗せ: 会社が奨励金として2,000円をプラス。
- 従業員持株会がまとめる: 合計22,000円を「みんなの資金」として集約。
- 証券会社に売買・運用を依頼: 持株会が野村證券などの提携証券会社に買い付けを依頼。
- 証券会社が市場で購入: 市場から自社株を購入し、個人の持ち分として配分。
※豆知識:ESOP(イソップ)名簿管理とは?
持株会に入っている従業員一人ひとりが、「いま何株持っているのか」を正確に記録・管理すること。株そのものは持株会名義で保管されているので、個人のデータとして帳簿をつけておく必要があります。
毎月2万円積み立てたら、会社が2,000円も上乗せしてくれるの!?
買った瞬間に10%の含み益が出てるようなもんじゃん!
最強!
……やれやれ。
みけ、君は「汗の結晶(給与)」と「資本の果実(株)」を混同しているようだね。
性質が根本から違うというのに、おめでたい思考だ。
ロイの言う通り(言い方はアレだけど)。
給料は急にゼロにはならないけど、株価は半分になることもある。
もし不祥事が起きたら、「ボーナス激減」と「資産暴落」が同時に来るリスクもあるんだ。
実体験:なぜアラムは「NISA優先」と語るのか?
でもアラムは、
新入社員の時に持株会で自社株買いしてたんだよね?
そうだね。
僕はファミマ時代に自社株をやってたけど、入るのは簡単でも「辞める時」の手続きが本当に面倒だったんだ。
書類での申請が必要だったり、ネット証券みたいに数秒で終わらなかったよ。
- 10%前後の奨励金がつく: これが最大の魅力。
- 株価が上がれば資産が急増: 会社が急成長すれば恩恵は大きい。
- 自動天引きで貯蓄: 強制的に貯まるので、貯金が苦手な人には向いている。

- 指定の証券口座が必要: 野村證券など、会社指定の口座をわざわざ作らなきゃいけない。(自動で従業員持株会が作ってくれる)
- 売却までが長い: 自分の個人口座に移管するのに数週間かかることがあり、暴落してもすぐ売れない。
- 手数料の罠: ネット証券に慣れていると驚くほど、売買手数料が高い。
- 機会損失(資金ロック): 自社株に全振りすると、オルカンのようなもっと効率的な投資先に回すお金がなくなる。
- 税金控除がない: iDeCoのように所得税が安くなるわけじゃない。あくまで手取りからの投資。

特に、税金の控除がないことや、給与の額面に上乗せされないことは嫌だったね。
手取りから自分の会社に投資しないといけないんだ。
| 項目 | 従業員持株会 | 新NISA(オルカン) |
| 期待リターン | 奨励金 + 株価上昇 | 世界経済の成長(年利3〜7%) |
| リスク分散 | 低い(会社と一蓮托生) | 極めて高い(数千社に分散) |
| 流動性(売りやすさ) | 低い(時間がかかる) | 高い(いつでも可能) |
| 手数料 | 意外と高い | 最安クラス |

僕は、投資の役割をこう考えてる。
「会社には自分の『労働力』を預けてる。だったら、お金(資本)は別の場所に分散すべき」って。
日本で働くということは、既に日本経済と心中する賭けに参加しているということ。
投資先まで自社に絞るのは、転職などの自分のフットワークを重くする可能性もあるしな。
結論:何から始めるべきか?
なるほど、、リスク分散か、、
色々話したけど、株式投資を始めるならまずは「新NISAでのオルカン(全世界株式)」からかな。
自社株買いは、家計に余裕ができて「もっとリスクを取ってもいい」と思えるようになってからで遅くないよ。
なるほどー!
まずは世界に目を向けて、自分の体を守りながらお金を世界で働かせる感覚を掴んでみるね!
……まあ、まずはその猫の手でも届く範囲から、着実に始めることだね。
